訃報 古賀登先生2014/07/17 23:18

いろいろとお話しすべきことが残っておりました。そのために急いできたつもりでしたが、こういうことになるとは、悔やまれてなりません。先生がいなければ、私が研究を続けていることはなかったでしょう。
御冥福をお祈りします。

http://www.yuzankaku.co.jp/products/list.php?category_id=1967

http://kaken.nii.ac.jp/d/r/90063304.ja.html

記事掲載をためらった。しかし、先生をよくご存じで、まだこの一報が届いていない方へ。
 お通夜は7月21日(月)18:00~、「桐ケ谷斎場」にて。

訃報 鶴田一雄先生2013/09/21 00:31

突然のことでした。現実のことと思えません。御冥福をお祈りします。

訃報 朝倉治彦先生2013/09/21 00:12

9月15日に逝去され、9月18日に通夜、19日に告別式がおこなわれた。今春いただいたお葉書では、ずっと先までの展望があるご様子だった。御冥福をお祈りします。

五島美術館2013/03/30 18:34

『時代の美―五島美術館・大東急記念文庫の精華』(第4部)五島美術館、2013年2月

 息つく暇が無く一年が過ぎた。ひさびさに近所にでかけて五島美術館で展示を見る。
 唐代の伝世写本が二点(『玉篇』、『註法華経信解品』)。『玉篇』は重要文化財。どういう過程をへてここに所蔵されたのだろうか(以前刊行された図録『典籍逍遥』にも載っている)。後者はフランク・ホーレー旧蔵品だそうで、解説の通り、注が妙に気になり、書風も唐末かそれより後のものにみえる。
 ほかに敦煌写経が二点あり、一点(「大方等大集経」)は隋・開皇十五年の紀年があるとされ、李盛鐸旧蔵を示す「李盛鐸印」(回印)および「木斎」印と李盛鐸の跋文(小さな文字で余白に書き込まれている)がある。
 巻末部分を開いての展示であったので、巻頭部分はみれなかったが、解像度の低い図録写真を精査したところ、やはり李盛鐸関連の印記があって、おそらく一顆は「木斎眞賞」、(拡大しても見えない。根拠は大きさだけ)もう一顆は「敦煌石室秘笈」(「石室」および「笈」の竹かんむりは判読できる)と思われる。これはおもしろい一品である。
 もう一点は唐代の写経(金剛般若波羅蜜経)とされる。四点とも五島美術館併設の大東急記念文庫蔵品。めったに展示されるものではないと言う意味では貴重な機会。
施目録 107-8-1-1

あけましておめでとうございます2013/01/08 01:57

 昨年中に論文抜き刷り、著書などをくださった先生方、どうもありがとうございました。

 昨年9月に本ブログを更新してまもなく、久方ぶりにひどく体調を崩してしまいとても更新する余裕がありませんでした。新しい環境に十分対応できていない状態で過酷な出張スケジュールをこなすことになった(3月サンクトペテルブルグ、7月北京、8月上海、9月ベルリン)等の理由もあったと思います。昨年3月以降にいただいた論文抜き刷りや御著書は折を見て拝読しており、おって本ブログで紹介する予定でおります。

 またこんな風にしてスケジュールが崩れてしまったため、現在も締め切り遅れ、または締め切り間近の多くの仕事をかかえた状態になっています。そんな状況でブログが頻繁に更新されるのはおかしいわけで、まずはそれらを優先させていただきたく思います。なんとか、こなせつつあります。
 ちなみに書評の依頼をかなりたくさん(少なくとも自分の能力は超える)いただいております。既に受けたものについては執筆中ですが、依頼はしばらくご勘弁ください。
 
  目処が立ち次第できるだけ早くに本ブログを再開の予定です。

新収 法国敦煌学精粋 ほか2012/09/11 13:36

内容紹介はともかくとして最近購入したものを記録。

 この3月から9月までにいただいたものや購入した書籍の整理はこれから。この間、二度、中国を訪れていることもあって、いただきものがとても多い。書くべき原稿や雑用は昨年度までと比較できないほど多いので、記録の遅延は確実。順を追って記録していくことにしたい。ただ、そういっているうちにどんどん時間が過ぎてしまうので、とりあえず新しく購入したばかりの書籍を記録した。抜き刷り、著書をいただいた先生方、すいません。

【敦煌学】
郝春文主編『2011敦煌学国際聯絡委員会通迅』、上海古籍出版社、2011年8月。
鄭炳林主編、耿昇訳『法国敦煌学精粋』1~3、甘粛人民出版社、2011年4月。

【東西交渉史】
張緒山著『中国与占庭帝国関係研究』、中華書局、2012年4月。
王媛媛著『従波斯到中国:摩尼教在中亜和中国的伝播』、中華書局、2012年5月。
毛陽光・石濤・李婉婷著『唐宋時期黄河流域的外来文明』、科学出版社、2010年3月。
上海博物館編『絲綢之路古国銭幣曁絲綢文化国際学術研討会論文集』、上海書画出版社、2011年12月。

【東アジア交流史】
梁明院校注『唐大和上東征伝校注』、広陵書社、2010年10月。

【医学史】
林富士著『中国中古時期的宗教与医療』、中華書局、2012年7月。

拝受 漢長安城未央宮出土骨簽および弩機の銘文について2012/07/20 23:05

内田宏美、漢長安城未央宮出土骨簽および弩機の銘文について、『中国考古学』第11号、2011年12月。

 内田さんからいただいた。ありがとうございました(ちなみにいただいたのは3月です)。中国の武器史に関する専論はわりと少なく、大変勉強になった。ありがとうございました。

新収・拝受 東アジア-歴史と文化-2012/07/20 22:52

『東アジア-歴史と文化-』 第21号、2012年3月

論文
 關尾史郎、後秦政権の鎮人・鎮戸制と徙民措置
 盧守助、明治漢学の余緒-魯迅『中国小説史略』を中心に
書評
 裴成国、關尾史郎『もうひとつの敦煌ー鎮墓瓶と画像磚の世界』

ほか会員だよりなど。

盧先生の原稿にも関わらせていただき、思い出深い1冊となった。
また巻頭論文の関尾先生の「後秦政権の鎮人・鎮戸制と徙民措置」をいただいた。(いただいたのは3月です)ありがとうございました。

ひさびさに書き込み復活。ただ時間に余裕ができたわけではないのでスローペースでの復活になりそう。。

いよいよ大詰め2012/06/24 00:11

余裕のないスケジュールにかなり消耗している感じである。それでも先々までスケジュールは埋まる一方で、新しいネタを考えるにはおよそ適当な状態とはいえないが、まもなくいただいた論文や書籍を紹介する時間がとれるのではないかと楽観している。

そういうわけでまだしばらくブログを再開できる状況にない。

http://www.wangf.net/vbb2/showthread.php?s=00746cf07e580e05614c2eddd99901bb&threadid=26572

ただいま原稿執筆中2012/05/25 04:07

 引っ越し後、ようやく一週間単位のルーチンワークがこなせるようになりつつある。ただ、書籍のほとんどは書架に押し込んだり、書架に入らないものはなんとか歩けるスペースを確保して段ボールを積み上げたというだけで、なにか読もうとするだけで一仕事である。接続すればいいだけのスキャナさえ2,3日前に使えるようになったばかりだ。

 この間、いただいた抜き刷りや雑誌は相当な数になったが、昨年までに引き受けた原稿や仕事がほとんど終わっていない状態なので、いましばらくここの更新の頻度はおとさざるをえない。
 
 最近はTwitterやFacebookもあると国内外の方から提案やお誘いを何度かいただいているが、個人的にネタがじっくり煮込まれた論文や読み物が好みなので、論文より小さい単位でネタや紹介をこまぎれにさらしていくのがもはや性に合わない(そもそもそれに対応していたら研究時間が無くなる)。こうしたツールは多くのコミュニケーションをとおしてイベントを演出したり共感したり情報を共有したりということに重きをおくものであるわけだが、自分の仕事では生の資料そのものを扱っている人や論文をよく練っている人とほんの少しやりとりするだけで十分な示唆がえられるというのが実感である。得がたいのは情報よりも視角や視野だからである。ちなみにひっそりと着々と貯め込んで整理するのが私の仕事の基本なのでEvernoteやストレージ系のクラウドは個人的な情報蓄積ツールとして便利に使っている。
 そういうわけでこれからもよく練られた論文や著書を読んで、自分の無能をうらみつつも、次の仕事に活かしていければと思っている。

 追記:早速FBをつかっている先生などから再三お誘いがあった。すいません。ザッカーバーグなみなさん。仕組みはかなり前から知ってます。けどコミュニケーション方法がお仕着せで気色悪いんです。私は昔から名前もメールアドレスも表に出してますので直接ご連絡ください。連絡が面倒なら無視してくださって結構です。また私のブログは読まないことも可能です。そもそもこういうのは好き好きでいいんじゃないかと思いますが。
 
再追記:お誘いいただいた方々が気を悪くされるかもしれないが、なにが「お仕着せで気色悪い」のかを記しておくことにした。
 Facebookについての概要はwikipediaをご覧ください。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/Facebook
 私はFB(mixiも)を最初に見たときから下のリンク先のブログの記事のように「プライバシーの壁を下げて情報共有を推し進め」それを自社の利益に替えていると思いました。wikipediaに記された由来や実際の個人情報記入欄からもわかるようにアメリカの学園ものの臭いがする人間関係をフォーマットにして世界中を巻き込んだ腕前はたいしたものです。情報共有をスムーズにしたい利用者にとって革新的ツールだというのはそのとおりだとおもいます。
http://blogos.com/article/31272/

 ところで学術論文は読まれないと本来の価値がありません。けど毎年、部外者には信じられないほどの量の論文が生産されているわけで、自分もそれに携わる一人であるわけです。私はそれをある程度系統づけて紹介するのを目的のひとつとしているだけで、このブログには「プライバシーの壁を下げて情報共有を推し進め」る意図が全くありません。FBがそういうことに配慮したツールに変われば利用するかもしれませんが、方向性が真逆ですから難しいでしょう。

 プライバシーに関係することでは、以前から自分と他人が実際にどこで会ったかなど他人の「足跡」情報に関することは特に必要で許諾をいただいた後でも無い限り、ここに記録しないことにしています(逆にFBはこういうことを積極的に公開するための機能を持っています)。論文送るけど載せないでくれという方については記載しないことにしております。なぜ公刊されているものに対して私個人が立場をあきらかにしながら自由に感想を書くのを制限されるのかは理解できないのですが、その人の意思を尊重します。またコメント欄をオフにしているのはこのサイトが基本的に私個人の読書記録で「友人帳」としての情報価値を持たせて、それを他人に提供したり、そうして自分の活動をアピールするつもりが無いからです。FBはそういうブログの仕組みをもうまく取り込んでいるなと思いましたが、私にはいらないのです。そのオープンコミュニケーションな機能が。また私は友人の友人をネットによって知る必要はありませんし、それを知ったとしてなんらかの機会をえるつもりもありません。そういう情報が公開されているFBには大きな違和感を覚えます(職種を替えることでもあればつかうのかもしれません。攻撃的に使ってこそ有効なツールだとおもいます)。

 私が何者でなぜそのような論稿を読んで、コメントしたのか、その立ち位置と連絡先はこのブログの左フレームまたはリンク先にブログ立ち上げ当初から明記してあるとおりで、FBの実名主義もいらないお世話です。そもそもFBの場合、利用者個人の交友関係等の純度と価値の高い情報がFBに提供されることでFBにもたらされる商業利益でなりたっているわけですよね。実名のコミュニケーションだから安心だと利用者に宣伝しつつ、そのことで企業として利益を上げているわけです。

 私であればたとえ便利であっても自己責任で利用するだけであってGoogleの諸サービス同様、FBも人には勧めません。ただGoogleの検索がないと、この読書記録を読み返したり、そういう論文があるということに気づいてもらうのはかなり大変です。その辺りが自分が代価としての情報を支払って(提供して)もいいボーダーです。

文科省のように組織としてまた情報を一般にオープンにするツールとして使うと情報戦略ツールとしてかなり有効だとおもいます。FB参加者の個人情報収集もばっちりできますし。ソフトで「足跡」もとれますから企業には大変都合のいいツールです。
http://www.facebook.com/mextjapan

なお私に関してあの人検索スパイシーとか言うサイトに勝手に情報が集約されていますが、私は作成に関与していませんし、そういう集約を許可したこともありません。みるかぎりでは公開情報をもとにロボットか好事家の手によって情報が整理されている様子です。ソースが公開情報なのですから、とやかく言うこともできないと思っていますし、情報が誤っていてもこちらが実害を被らない限り(実害を受けた場合は法的措置をとりますが)修正を指摘するつもりもありません。

久々にくどい記事になりました。ようやく調子が戻りつつあるようです。まずは依頼原稿に専念します。