新収 広開土王碑との対話2008/08/01 17:34

武田幸男(著)『広開土王碑との対話』白帝社、2007年10月。

碑の発見から、研究史の整理、そして碑文の解釈へとむかっている。
研究史の整理における研究者の姿が印象的に書かれている気がした。

新収 伝統医学の学び方2008/08/01 17:46

長沢元夫(著)『伝統医学の学び方』績文堂、1998年。

三部構成になっている。その構成の意図はよくよみとれないが、私にとって、第一部で注目すべきは『雷公薬対』に関する研究、であり、第二部は「吉益東洞論」、『和剤局方』に関する考察、第三部は「『傷寒論』の研究から『黄帝内経』を読む」となろう。

拝受 突厥可汗国の建国と王統観2008/08/01 17:55

鈴木宏節、突厥可汗国の建国と王統観、『東方学』第115輯、2008年。
鈴木宏節、馬とらくだ、『世界史のしおり』、帝国書院、2008年4月。

佐藤さんを経由して鈴木宏節さんからいただいた。ありがとうございました。

前者は「キョル=テギン碑文に刻まれた歴史記述を分析」し、「八世紀前半、モンゴリア(モンゴル高原)に誕生した突厥碑文に込められた、突厥第二可汗国の歴史意識の一端」をあきらかにしたもの。

前掲している。
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2008/04/21/3238205

新収 複印報刊資料 魏晋南北朝隋唐史 2008年第4期2008/08/06 21:33

『複印報刊資料・魏晋南北朝隋唐史』2008年第4期、2008年。

張斉明、「改葬崇憲太后詔」与六朝皇室風水信仰
胡阿祥、東晋南朝僑流人口的輸出与輸入
宋社洪、唐代郷学性質考論
王祥偉、吐蕃帰義軍時期敦煌寺院的人事活動

新収 朝鮮紀行2008/08/08 17:52

イザベラ・バード(著)、時岡敬子(訳)『朝鮮紀行-英国婦人の見た李朝末期』、講談社学術文庫、2005年。

1998年第1刷、2005年第15刷だから、この手の紀行もののなかでもかなり売れている部類にはいるようにおもわれる。

結構分厚いので、全部読み通す時間があるかどうかはわからない。けど読んでみたい。

新収 『史学雑誌』第117編第7号2008/08/17 13:47

『史学雑誌』第117編第7号、2008年7月。

藤野月子、漢唐間における和蕃公主の降嫁について

斉藤夏来、(書評)竹田和夫著『五山と中世の社会』
小林春樹、(書評)稲葉一郎著『中国史学史の研究』

新収 書物の中世史他2008/08/19 17:19

五味文彦(著)『書物の中世史』みすず書房、2003年12月。

梅木幸吉(著)『佐伯文庫の蔵書目』、私家版、1989年。

伊藤正敏(著)『寺社勢力の中世』筑摩書房(ちくま新書)、2008年8月。

新収 敦煌画の研究 ほか2008/08/19 17:24

松本栄一(著)『敦煌画の研究』(2冊)、同朋舎出版、1985年(再版)。
羅二虎(著)、渡部武(訳)『中国漢代の画像と画像墓』、慶友社、2002年10月。

 壁画や壁画墓研究を歴史学的にすすめようとする際、画像からの印象だけで解釈を加えると手痛い目に遭うだろう。画像はわかりやすいと同時に、研究者の先入観や主観が入りやすい資料だからである。
 またそれをさけようとサラッと書くと、単なる図解的報告になりやすく、結果として人文研究がもつ「読みのおもしろさ」は失われる。

 西洋のイコノロジーの手法をみると、この類の研究は宗教文献や宗教的世界観に関する知識が不可欠な分野となっている。これはたぶん中世以前の東洋でも同じであって、大抵の壁画、壁画墓研究は基本的に民間宗教研究的意味を帯びているように思われる。 
 もちろんそこから派生するさまざまな分野はあるにせよ、そもそもそれらの画像は死者がいる場所に書かれていたのである。この点がきわめて重要なのだろうと思う。(以上、まだ目次しか見てない段階で)

新収 訳注 質問本草2008/08/19 18:20

原田禹雄(訳注)高津孝(解説)『訳注・質問本草』榕樹書林、2002年。

薩摩藩の本草書の訳注。
 前々から見よう見ようと思っていたが、多分所蔵している母校の図書館まで行く機会はそうそうない。で、いく機会を得ても、その時々に優先してみなくてはならないものがあり、時間も限られている。結局この本に目を通すのは先送りになっていた。

 話はそれるが、(以下、本の内容に関係ないので削除)

 ちなみにこの本については、ありがたいことに若干の資金をいただけたので、購入することができた。ただ、たてつづけに大きな本を買ったので、置くところが無い。

新収 幕末維新と佐賀藩 ほか2008/08/19 18:26

毛利敏彦(著)『幕末維新と佐賀藩』中央公論新社(中公新書)、2008年7月。
日蘭学会(編)『洋学史事典』雄勝堂出版、1984年。