新収 郊廟之外2009/08/20 23:46

雷聞(著)『郊廟之外-隋唐国家祭祀与宗教』、三聯書店、2009年5月。

4章立ての構成、ほかに導言、結論、附録。

第1章 隋唐国家祭祀的神祀
第2章 道教・仏教与国家祭祀
第3章 祀典与淫祠之間
第4章 従祈雨看隋唐的国家祭祀与社会

隋唐国家の祭祀体系に内在する宗教性、それらと道教、仏教と各地方の祠祀との相互関係の探究に重点がおかれている。「まつりごと」の研究書である。

 これまで多くの研究が「国家祭祀」に重点をおいていたのに対し、その周縁にまで目を配ることにより、隋唐国家とそのもとに居住する人々の世界観との関係にまで視点をひろげている。その意味で隋唐期の宗教史・礼制史ではひとつの画期をなす(ジャンルを横断する)著作と思われる。

新収 石刻刻工研究2009/08/21 00:37

程章燦(著)『石刻刻工研究』(中国典籍与文化研究叢書)、上海古籍出版社、2008年12月。

石刻資料に文字を刻み入れた刻工を研究したものである。
上編・石刻刻工研究、下編・石刻刻工録補編に分かれる。

曾毅公『石刻刻工録』書目文献出版社、1987に触発され、こうした研究に没頭していったものらしい。
本書の重点は宋代以降にあるが、唐代の石刻に関する論考や刻工の記録も収載されている。

新収 稀見唐宋文献叢稿2009/08/24 23:19

金程宇(著)『稀見唐宋文献叢稿』中華書局、2009年4月。

日本と韓国に所蔵される唐宋期のいわゆる珍本・善本を研究したもの。第1章は東洋文庫所蔵の『帝王略論』である。
全体的に書誌学的研究が中心となっている。