拝受 唐のテュルク人蕃兵2011/07/25 18:42

山下将司、唐のテュルク人蕃兵、『歴史学研究』第881号、2011年7月。

山下先生からいただいた。ありがとうございました。
 唐にとりこまれた突厥兵力の「部族解散」の有無について先行研究を援用しつつ論じたもの。唐はその部族組織を維持したままとりこんでいたことを論証している。
 唐の軍事力の全体の一部である蕃兵について論じているというより、唐王朝の軍事力の性格そのものの一端を扱ったものともいえるだろう。

拝受 洛陽学国際シンポジウム報告論文集 ほか2011/07/25 19:07

氣賀澤保規(編)『洛陽学国際シンポジウム報告論文集』明治大学文学研究科・石刻文物研究所

明治大学石刻文物研究所『東アジア石刻研究』第2号、2010年3月。
明治大学石刻文物研究所『東アジア石刻研究』第3号、2010年3月。

先日、『東アジア石刻研究』第3号をいただいたばかりなのだが、重ねてご恵与いただいた。関連分野の研究者に広く郵送された様子である。勉強させていただきます。ありがとうございました。

『東アジア石刻研究』第2号ははじめていただいたかと思う。目次はこちら
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~ishiken/researches/periodical.html

 窪添論文が扱う李延齢墓誌は偽刻の可能性があるという。ではこのように官歴や讃文などにあまり不審な点がみあたらない石刻資料の真偽をどのようにみわけることが可能なのか。参考文献をよんでいけばわかるのだろうか。また、氣賀澤論文がとりあげる石刻時地記のような記録(第2第3の郭玉堂による)が後世見つかるとおもしろい。ただ当然ながら、正式な発掘報告がなされる前に墓誌が盗掘売買されないのが最も良い。

 最初に紹介した『洛陽学・・』はシンポジウム報告集。日本国内の研究会活動情報も収集している北京大学中国古代史研究中心がその時の案内を記録しておられるので、リンクをはっておく。
http://www.zggds.pku.edu.cn/005/001/116.pdf