新収 文化史とは何か2008/06/21 12:26

ピータ・バーク(著)長谷川貴彦(訳)『文化史とは何か』法政大学出版局、2008年5月。

 ヨーロッパにおける社会史・文化史研究を中心に「文化史とは何か」を論じている。「社会史・文化史」と書いたがその違いも論じており、研究史の整理として非常に明快なものになっている。個人的に読んできた本の多くが含まれているので、親近感もわく。

 ピータ・バークを取り巻く研究の様々な手法を整理、体系化したもので、何か歴史事象を論じているわけではない。あくまで歴史叙述の方法を先行研究にさぐった方法論の本である。

 学部の頃の授業やある先輩との話からブルクハルトとホイジンガの重要性は意識してきたが、やはりこの2人ははずせないということはこの本でも再認識させられる。

 翻訳もうまいのだろう。あまりに読みやすいので、途中までよんで、怖くなった。今は時間がないのである。ということで途中から斜め読みしてしまったので、また再読しなくてはならない本である。

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