新収 『東方学』第117号2009/02/27 00:12

『東方学』第117号

中田美絵、五臺山文殊信仰と王権
吉永匡史、律令関制度の構造と特質
孟 彦弘(辻正博訳)、唐代の「副過所」及び過所の「副白」「録白案記」辨析
中島楽章、西洋渡航朱印状について

自分が興味を持ったのは以上の論文。
中田論文は「東部ユーラシアの王権イデオロギーの歴史的展開」に新しい知見を加えようとするもの。吉永論文は天聖令とくに関市令をもちいた日唐令の研究。

新収 江戸の食生活 ほか2009/02/27 00:26

原田信男(著)『江戸の食生活』岩波現代文庫、2009年2月。
大津透(著)『道長と宮廷社会』(日本の歴史6)講談社学術文庫、2009年2月。

内容は全く異なるが、これから移動時間にでも熟読してみたいと思っている2冊。
『江戸の食生活』2008年3月15日、読了。これは名著。

拝受 長沙走馬楼呉簡所見調納入簡初探 ほか2009/02/27 03:31

阿部幸信、長沙走馬楼呉簡所見調納入簡初探、『立正史学』第103号、2008年3月。
阿部幸信、漢初「郡国制」再考、『日本秦漢史学会会報』第9号、2008年12月。

阿部先生からいただいた。ありがとうございました。「長沙ー初探」は走馬楼呉簡の調納入簡からえられる知見を戸調制研究史のなかにおいて論じている。

新収 律令国家の転換と「日本」2009/02/27 21:09

坂上康俊(著)『律令国家の転換と「日本」』(講談社学術文庫、日本の歴史5)講談社、2009年1月。
中野三敏(著)『和本の海へー豊饒の江戸文化』(角川選書)角川書店、2008年2月。

(上の本とは関係ないことですが)身辺で予期せぬ不運な展開が続いた。あるていど予感はしていたが、仕事が進んでいる時ほど楽天的に考えたがるもので、どこかで「それはない」とも思ってきた。
 当面、状況に対応していくしかない。しばらく文章を書く時間は減るだろう。(3/4改文)