拝受 六朝・唐代小説中の転生復讐譚 ほか2009/11/10 19:35

福田素子、六朝・唐代小説中の転生復讐譚ー討債鬼故事の出現まで、『東方学』第115輯、2008年。
福田素子、偽経『仏頂心陀羅尼経』的研究、『中国古典文学与文献学研究』第4輯、2005年
福田素子、鬼討債説話の成立と展開――我が子が債鬼であることの発見――、『東京大学中国語中国文学研究室紀要』9、2006年。

 福田さんからいただいた。ありがとうございました。
 現代にも再話を生み出している説話(とくに討債鬼故事)の形成過程を論じ、中国人の世界観の一端にせまろうとしたものである。
 原型となる説話のひとつは敦煌文献の偽経(P.3236 , P.3916)にもあり、西夏本もある。
 偽経と説話という点でいくつか興味深い言及がみられる。