新収 中国古代の年中行事 第2冊 夏2009/11/17 00:56

中村裕一(著)『中国古代の年中行事』 第2冊・夏、汲古書院、2009年。

 主題どおりの内容にプラスして、敦煌文書だけでなく、天聖令に関する記述も満載。
 新しい知見も少なくない。場合によっては研究のネタになるような題材もあるかもしれないからこの値段でも高いとはいえない(もちろん私費購入)。ただ、この厚い本をいつ読むのか、新幹線に持ち込むには重すぎる。

 さて、ここ数日、更新が滞った。東へ西へと話をしに出かけていたせいもあって、目を通してない本や雑誌が山積みになっている。
 責務は十分に果たせたと思うし、実に有意義な体験をさせていただいた。いろいろいただきものもあるので、それも近いうちに書こうと思う。

 しかし、このくらいの年令になると、研究以外で精神的にしんどいことが次々にふりかかってくる。そういうと私も俺もという人がいるのだが、一概に秤にかけられる類のものでないので慰めにもならない。
 ともかく自分で整理していくことである。しばらく無理せず、流します。

Scientific Analysis, Conservation and Digitization of Central Asian Cultural Properties2009/11/17 18:51

ENAMI Kazuyuki/OKADA Yoshihiko(ed.),Scientific Analysis, Conservation and Digitization of Central Asian Cultural Properties (Cultures of the Silk Road and Modern Science),Ryukoku University.2004.

岡田至弘『平成18年度古典籍デジタルアーカイブ研究センター 研究成果報告書』、龍谷大学、2008年。

 岡田先生からいただいた。ありがとうございました。前者は2003年9月の国際シンポジウムにもとづく報告書。アジアの仏典や古文書の紙について、内陸アジア出土文物の保存について、資料のデジタル化に関して、多数の報告がまとめられている。

 文理融合、そして実資料を保持する機関ならではの強みが活かされた内容となっている。蛍光X線などによる非破壊の物質検査は大変興味深い。

拝受 宮島家三代 ほか2009/11/17 20:19

『宮島家三代-宮島詠士の書を中心に』(企画展図録)、米沢市上杉博物館、2005年。
『上杉伯爵家の明治』(特別展展図録)、米沢市上杉博物館、2008年。

米沢市上杉博物館よりいただいた。ありがとうございました。

新収 神呪経研究 -六朝道教における救済思想の形成2009/11/17 20:23

菊池章太(著)『神呪経研究 -六朝道教における救済思想の形成』研文出版、2009年1月。

昨年度購入したがエントリーしていなかった本。敦煌のいわゆる道教文献が多数引用されている。出土文字文献の研究のうえで重要な題材のひとつがあつかわれている(と思う)。

補遺『洞淵神呪経』諸本でもちられている敦煌文献
 P.3233,P.2567v,S3786,Dx10306
 P.2473,P.2749,P.2793,S3705,P.3309