なるほど2008/10/16 00:53

まあ、世の中、いろいろあるみたいですね。

日本にノーベル賞が来た理由(NBOnline)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20081009/173322/

日本にノーベル賞を出すもう1つの理由(NBOnline)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20081014/173717/

政府の干渉受けず、流行に流されない名古屋大学(中央日報・日本語版)http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=106018&servcode=A00&sectcode=A00

 理系の世界も大変なんだなと思いました(一件目)。「嘘つき大統領のデタラメ経済」がノーベル賞か・・・・(二件目)。そうそう、科学って昔から政治と不可分だと思います。

「研究課題をたくさん受けて干渉も多いため、ゆっくりと研究に取り組みにくい。 ・・学問の流行に流される点も深みのある研究を妨げている。 論文件数は日本で最も多いが、政府が注文した研究課題が多い」 (三件目)。
「大学に過度な競争体制を導入し、時間のかかる研究ができなくなった。米国も競争が激しいが、学問の底辺が広いために可能だ」(三件目)

 記者氏は価値観も方向も研究時間も多様であるところから新しい価値がうみだせるのではって考えたんでしょう。少なくとも読者にはそのメッセージが有効だと考えたようです。そういう見方もありでしょうね。ただ日本に住んでない人もいた、ってのは実はそんなに自由じゃなかったってことにならないんですかね。
 日常的に課題にできることっていうところはツボかもしれませんが。

 ハク付けやら格付けやらいろいろあるようですが、これってある意味、もらう人じゃなくて付けてる方が楽しんでるのかもしれません。
 さてと・・こんなところで休み時間終わり。

新収 複印報刊資料 魏晋南北朝隋唐史 2008年第5期2008/10/16 19:58

中国人民大学『複印報刊資料 魏晋南北朝隋唐史』2008年第5期。

史睿、南北朝士族婚姻礼法的比較研究
邵正坤、試論北朝以伝承儒学為主的家学及其嬗変
王媛媛、唐開元二十年禁断摩尼教原因分析
李方、唐西州官吏的入仕途径
裴成国、従高昌国到唐西州量制的変遷
楊銘、唐代吐蕃与粟特関係考述

これ以外に牟発松氏による小尾孟夫『六朝都督制研究』の書評や張国剛氏による唐の国際的開放性に関するシンポジウムの記録が掲載されている。内容ぎっしりである。マニ教関連とソグド関連がある。楊論文は敦煌チベット文献からみたソグド人という感じの内容である。

 ちなみに今号の表紙裏は薬の宣伝になっている。今までは出版社だった気がするから、これは初めての試みだろうか。一般に広告というのは読者層をねらって打つものだから、『複印報刊資料』の読者は健康に不安をかかえているかもしれないと思われているのだろう。本の読み過ぎは身体に悪いってことか(笑)。