新収 漢字文献情報処理研究 第9号2008/10/31 02:23

漢字文献情報処理研究会編『漢字文献情報処理研究』第9号、好文出版、2008年。

特集1 今だからこそ!日本語IMEを見直そう
特集2 文献画像のデジタル化をめぐる諸問題

 論文では「人文系データベースを構築するとはどういうことか」「送り仮名・返り点付き漢文資料からどのような言語学的情報が得られるか」が個人的に興味深い。

 データベースとはまずその分野における方法論の成熟が前提でつくられるべきである、データベースはただ「包括的」に入力していけばできるものではない、という主張が複数の論者の文章に見られる。そうなのである。理論や枠組み無しにデータは集積されない(そうでないデータに意味は生じない)のである。

拝受 トゥルファン新出「前秦建元廿(384)年三月高昌郡高寧縣都郷安邑里戸籍」試論2008/10/31 02:57

關尾史郎、トゥルファン新出「前秦建元廿(384)年三月高昌郡高寧縣都郷安邑里戸籍」試論、『人文科学研究』(新潟大学人文学部)第123輯、2008年10月。

関尾先生からいただいた。ありがとうございました。
五胡時代の吐魯番出土戸籍に関する内容で、「新出」関係(2006TSYIM4:5-1,2、2006TSYIM4:3-13背)の論文である。