拝受 「五胡」時代の墓誌とその周辺2009/04/27 19:38

關尾史郎、「五胡」時代の墓誌とその周辺、『環日本海研究年報』第16号、2009年2月。
關尾史郎、「五胡」時代の「屬」についてートゥルファン出土五胡文書分類試論(II)、『資料学研究』第6号、2009年3月。

関尾先生からいただいた。ありがとうございました。ともに以前、雑誌とともにタイトルを紹介した。
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2009/03/24/4201780
 前者は「「墓誌」とは何か」という問題を「できるだけ広義に解釈して、生前の姓名など被葬者に関わる情報を書き記し、あわせて顕彰をはかる埋納文物」と考え、そうした文物の整理をはかったもの。
 石刻や墓誌という言葉はあくまである視点から見たカテゴリにすぎないが、言葉を繰り返しているうちに「こういうのが墓誌」だという思いこみがなされやすい。しかし、この時代(地域)についてはコトはそう簡単でなく、とくに「起源論」には注意が必要だといえよう。