拝受 碑刻史料からみた前秦隋初期の關中部族2009/12/02 18:20

馬長壽(著)、氣賀澤保規(訳・序文)、梶山智史(翻訳協力)『碑刻史料からみた前秦隋初期の關中部族』科研費成果報告書、明治大学、2005年3月。

梶山さんからいただいた。ありがとうございました。

拝受 北魏後半期の州府僚佐 ほか2009/12/02 18:23

会田大輔、北魏後半期の州府僚佐-「山公寺碑」を中心に、『東洋学報』第91巻第2号、2009年。
会田大輔、「宇文述墓誌」と『隋書』宇文述伝-墓誌と正史の宇文述像をめぐって、『駿台史学』第137号、2009年。

会田さんからいただいた。ありがとうございました。

拝受 『令集解』所引『論語義疏』の性格に関する諸問題 他2009/12/02 18:27

高田宗平、『令集解』所引『論語義疏』の性格に関する諸問題-「五常」の条をめぐって-、『総研大文化科学研究』第3号、2007年。
高田宗平、「『政事要略』所引『論語義疏』の性格について」. 『国立歴史民俗博物館研究報告』 第145集、2008年。

高田さんからいただいた。ありがとうございました。書誌学的な内容。

新収 室町時代古鈔本『論語集解』の研究2009/12/02 18:32

高橋智(著)『室町時代古鈔本『論語集解』の研究』、汲古書院、2008年。

高田さんから抜き刷りをいただいておもいだした。『論語』といえば、敦煌文献にも米沢藩旧蔵書にもある。ただ同じに見えて同じでないから難しい。以前購入したが、十分、読了できず山積みにしてあった中から大著をぬきだす。

拝受 早期中国史研究 第1巻2009/12/02 18:41

早期中国史研究研究会(編)『早期中国史研究』 第1巻、2009年7月。

 台湾の若手研究者(おおむね70年代)を中心とした中国古代中世史の研究誌。研究会のみなさま、ありがとうございました。

趙立新さんのブログ
http://tw.myblog.yahoo.com/eastasiastudies-medievalchina/article?mid=3299&prev=-1&next=3352

以下は転載。

遊逸飛、厳耕望『両漢太守刺史表』訂正
蔡宗憲、南北朝交聘詩文編年考論
趙立新、『金樓子・聚書篇』補注
林宗閱、試論河東「蜀薛」的淵源問題
鄭雅如、「韋契義墓誌銘」釈読──兼論唐人的孝道意識
王安泰、中古「封建」、爵制與政治秩序浅議
涂宗呈、中古墓誌死亡用語札記
胡雲薇、聞哀小考
王萬雋、秦漢魏晋時代的「賨」
阿部幸信、武帝期.前漢末における国家秩序の再編
徐冲、従「外戚伝」到「皇后伝」──歴史書写所見「漢魏革命」的一個側面
吳修安、梁唐之際浙南的土豪酋帥初探──兼論浙南早期之地方大族
曾堯民、僧稠与小南海中窟研究回顧
林欣儀、評 The Mystique of Transmission
王萬雋、書介-王明珂『游牧者的抉択-面対漢帝国的北亜游牧部族』
林宗閱、「中国中古史読書会」簡介
林韻柔、「中国中古史討論会」簡介

タガをはめられず、勢いよく走り出した。そういう新鮮な感覚をおぼえた。

早期中国史研究研究会(EMCH)のブログ
http://emchistory.blogspot.com/

新収 唐代服飾時尚2009/12/03 17:31

納春英(著)『唐代服飾時尚』中国社会科学出版社、2009年。

上篇「唐代女子服飾時尚」、下篇「唐代男子服飾時尚」にわけて唐代の服飾史を論じている。出土資料が多く用いられている。

新収 三十国春秋輯本2009/12/03 17:37

湯球(輯)、呉振清(校注)『三十国春秋輯本』、天津古籍出版社、2009年。

 五胡十六国時代の霸史佚文を整理した湯球の仕事に校注を加えたもの。冒頭の「序」にふくまれている霸史の解説もなかなかそつのないもので、校注も史料を読む上で便利。簡体字なのは違和感はあるが、五胡十六国時代の研究者にはとりあえず必須のテキストといえる。

新収 中国古典社会における仏教の諸相2009/12/03 17:59

西脇常記(著)『中国古典社会における仏教の諸相』、知泉書館、2009年。

3部構成。第一部「仏教史書について」、第二部「仏教徒・仏教信者」、第三部「中央アジア出土の漢語文献」となっており、「序」でその概要がしめされる。第二部では墓誌銘が用いられている。

第三部「中央アジア出土の漢語文献」の内容は以下のとおり。いずれも興味深い内容。

1 返還文書研究1――「返還文書」とその一覽
2 返還文書研究2――「返還文書」から見たトルファン版本の概觀
3 インド美術館藏トルファン漢語斷片假目録
4 出口コレクションの一斷片によせて
5 イスタンブール大學圖書館藏漢語トルファン文書一覽表
6 元初の一枚の印刷佛典扉繪と供養圖
7 『佛母經』の傳承
8 唯識關係新史料
9 もう一つのドイツ中央アジア將來文獻――フランケ・コレクションについて
10 大谷勝眞のベルリン訪問――戰前におけるある日本人學者の功績

知泉書館の紹介ページ
http://www.chisen.co.jp/book/book_shosai/2009/068-3.html

新収 アイハヌム 20092009/12/04 21:35

加藤久祚(編、訳)『アイハヌム 2009』(加藤久祚一人雑誌)、東海大学出版会、2009年10月。

S.クリシャトルヌイ、ユーラシア大草原の初期遊牧民
A.A.セミョノフ他、チムール以降のウズベキスタン史(17世紀まで)
A.M.ペトロフ、大シルクロード序説
I.M.ディヤノコフ、世界史を理解するための新視点

中央アジア考古学の研究動向やロシアの東洋学を知る上で欠かせない雑誌(ISBNがついているので書籍だ)。
http://www.press.tokai.ac.jp/bookdetail.jsp?isbn_code=ISBN978-4-486-03722-4 (東海大学出版会の紹介ページ)

新収 唐陵的布局-空間与秩序2009/12/08 18:38

沈睿文(著)『唐陵的布局-空間与秩序』、北京大学出版社、2009年

唐代皇帝陵墓の研究書。6章構成。皇帝陵の配置、陵墓の構造とその空間が意味するところを読み解いている(ようである)。凶礼だけでなく、同時代の陰陽風水、壁画や副葬品も視野に入れている。日本の著名な研究書も押さえている様子で、まだ読了していないがこれはおもしろそうである。

1. 4個陵区
2. 関中陵地秩序
3.結構与名称
4.陵園布局的分類及演変
5.昭陵六駿与十四国君長像
6.唐陵陪葬墓地布局