拝受 高校日本史と大学講義の接続実践2010/10/19 17:50

竹田和夫、高校日本史と大学講義の接続実践3、『歴史と地理』第637号(日本史の研究230)、2010年9月。
竹田和夫、高大連携の動向・実践・課題について、『月刊 高校教育』第43巻第12号、2010年10月。

 竹田先生からいただいた。ありがとうございました。
 前者は遣唐使と国風文化について、世界史と日本史の接続的授業を紹介している。ただ唐宋期の薬物の由来を確認するのに『酉陽雜俎』は適切でないかもしれない。時代はズレるが、陶弘景の本草まで包含しているという意味で『国訳本草綱目』あたりが手頃な気がする。また清涼寺の釈迦如来像の納入品については本草学研究や中国研究から見た専論が存在する。
 日本人が中国史を研究している場合は自然と日本との関連に目がいくので、是非、日本の東洋史研究の成果を日本史・世界史教育に積極的にとりいれて欲しいものだと思う。

拝受 内藤湖南によるモンゴル時代に関する史料の蒐集2010/10/19 18:08

渡辺健哉、内藤湖南によるモンゴル時代に関する史料の蒐集、『中国ー社会と文化』第25号、2010年7月。

渡辺さんからいただいた。ありがとうございました。
 京都大学人文科学研究所が所蔵する『経世大典残巻』と題された抄本をめぐって内藤湖南と元代資料の収集について、また戦前の東洋史研究者のその時代におけるあり方についてまで言及したもの。

購入した書籍や雑誌の山がまだまだうず高く積んである状態。