拝受 北周宇文護執政期再考2007/12/12 00:27

会田大輔、北周宇文護執政期再考-宇文護幕僚の人的構成を中心に、『集刊東洋学』第98号、2007年10月。

会田さんからいただいた。ありがとうございました。
 派閥対立により不適切な人事が行われていたとされる宇文護執政期像は『周書』によって描かれた構図であって、実態に即していない可能性が高い、とする。

新収 絲綢之路-民族古文字与文化学術討論会文集2007/12/12 17:25

鄭炳林・樊錦詩・楊富学(主編)『絲綢之路-民族古文字与文化学術討論会文集-』(上)(下)、三秦出版社、2007年7月。

上下併せて論文53点を掲載する。西域出土資料、ソグド人、医書、北朝史と私が関心ある分野に広く関係した論稿をふくんでいる。また巻末に「敦煌民族研究論著索引」を付す。とられているのはほとんど中国の論文だが、中国国内の研究動向をうかがうには役立つであろう。

新収 敦煌学知識庫2007/12/12 19:46

郝春文(主編)『敦煌学知識庫-国際学術研討会論文集』、上海古籍出版社、2006年。

 2005年11月に上海で開催された敦煌学知識庫国際学術研討会の論文33篇が載る。Dunhuang Knowledge Base という構想があるらしい。
 日本から次の2本が掲載されている。前者はXML、後者にはN-gramがでてくる。

高田時雄・安岡孝一、共建敦煌学知識庫時需要遵守的幾点建議
石井公成、敦煌発現之地論宗諸文献与電脳自動異本処理

本書の目次がこちらにある。
http://www.frelax.com/scdb/mulu/4/DHXZ179914c1.html

ちなみに論文のデータベースとしては台湾の敦煌学研究論著目録資料庫がすでに有名だし、資料画像などもふくめた総合的なデータベースとしてはロンドンのIDPが有名である。さてDunhuang Knowledge Baseはどこに向かうのか。

敦煌学研究論著目録資料庫(台湾)
 http://ccs.ncl.edu.tw/topic_3.html
関連リンク集には砂岡先生のページがある
Dunhuang Manuscript Collections link(砂岡和子家頁)
 http://www.f.waseda.jp/ksunaoka/dunhuang.link.htm

本書中の一篇、陳爽「海内外敦煌学研究網絡資源簡介」と本書付録のリンク集には「新潟大学敦煌研討班」が載っている。

(Notice:Web Site Moved)←ここだけ英語にしても意味はあるまい。
「新潟大学敦煌研討班(http://h0402.human.niigata-u.ac.jp/)」のページはサーバの老朽化に伴い、移動しました。現在、コンテンツの整理中です。とりあえず次のリンク先をご覧ください。
http://www.human.niigata-u.ac.jp/~ssekio/