拝受 「奢靡」と「狂直」2010/08/03 19:24

佐川英治、「奢靡」と「狂直」-洛陽建設をめぐる魏の明帝と高堂隆、『中国文史論叢』第6号、2010年3月。

佐川先生からいただいた。ありがとうございました。
都城プランと郊祀制度をめぐる内容。

新収 新潟史学 第63号2010/08/03 20:26

新潟史学会『新潟史学』第63号、2010年5月。

論文3点、書評・紹介3点が掲載されている。そのうち3点の題名を。

片桐昭彦「越後守護上杉家年寄の領主的展開ー越後・信濃の市川氏を中心に」
阿部哲人「上杉景勝の揚北衆掌握と直江兼続」
小宮山敏和「上越市立総合博物館編『高田藩 榊原家史料目録・研究』」

いただいた論文、購入した書籍が山積みで収拾がつかなくなりつつある。

新収 東洋史研究 第69巻第1号2010/08/03 20:43

東洋史研究会『東洋史研究』第69巻第1号、2010年6月

論文6本、書評1本。

渡邉義浩、中国貴族制と「封建」
稲葉穣、八世紀前半のカーブルと中央アジア

後者は7世紀から9世紀にかけてアフガニスタン東部を支配したカーブルシャー王国に関する論文。

拝受 蝦夷地における漆器の流通と使途2010/08/04 23:02

浅倉有子、蝦夷地における漆器の流通と使途-浄法寺から平取へ、千田・矢田(編)『都市と城館の中世』、高志書院、2010年4月
浅倉有子、蝦夷地における漆器の流通と使途-椀(盃)・盃台・「台盃」-、『北海道・東北史研究』第6号、2010年年4月
浅倉有子、姥捨の月と真澄-「田毎」の景観の成立、『真澄学』第5号、2010年2月

浅倉先生からいただいた。ありがとうございました。
前二点は近世蝦夷地における漆器の流通と利用のされ方について論じている。

『真澄学』第5号
http://gs.tuad.ac.jp/tobunken/blog.php?date=2010-02-05&cID=5&keyword=&ym=

拝受 明治期「村の鎮守」の植生と地域社会2010/08/04 23:34

畔上直樹、明治期「村の鎮守」の植生と地域社会-東京都多摩市域の地域史料をてがかりに、『明治聖徳記念学会紀要』復刊第64号、2009年
畔上直樹、戦前日本の神社風致論と明治天皇の「由緒」、歴史学研究会(編)『由緒の比較史』青木書店、2010年5月。

畔上先生からいただいた。ありがとうございました。「太古の森の面影」「森厳さ」といったイメージでとらえられがちな神社の森の景観を生み出した明治・大正期の専門的学知や社会的通念の作用を論じている。

拝受 江戸書物問屋の構造と板権の実効性2010/08/05 20:11

藤實久美子、江戸書物問屋の構造と板権の実効性ー武鑑株を事例に、『江戸文学』第42号、2010年5月

藤實先生からいただいた。ありがとうございました。
 江戸時代までくだると、これほどまでに書物出版をめぐる人びとの思惑がビビッドにわかるものかとあらためて驚かされる。

藤實先生の本は以前、興味深く読んだ。
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2008/12/19/4017469

拝受 徳川綱吉-犬を愛した江戸幕府五代将軍2010/08/05 20:52

福田千鶴(著)『徳川綱吉-犬を愛した江戸幕府五代将軍』(日本史リブレット049)、山川出版社、2010年7月。

福田先生からいただいた。ありがとうございました。大変わかりやすい内容になっている。勉強させていただく。

書評「上越市立総合博物館編『高田藩 榊原家史料目録・研究』」2010/08/05 21:03

小宮山敏和「書評:上越市立総合博物館編『高田藩 榊原家史料目録・研究』」、『新潟史学』第63号、2010年5月

小宮山先生からいただいた。ありがとうございました。忌憚のない感想が述べられている。このブログで『新潟史学』掲載書評として前掲している。

拝受 大谷探検隊将来断片資料の追跡をめぐって2010/08/05 21:07

片山章雄、大谷探検隊将来断片資料の追跡をめぐって(第73回仏教文化講演会記録)、『仏教文化研究所紀要』第48冊、2009年12月。

 片山先生からいただいた。ありがとうございました。片山先生が近年書かれた論文の目的や要点を見渡すことができる内容となっている。

 大谷探検隊の将来資料の復原を目的に、公表されている断片を用いて、その復原の題材として、ベゼクリク壁画「衆人奏楽図」、旅順博物館蔵経典断片帖中の吐魯番文書、吐魯番古墓中の朱雀文書彩画、玄武文書を扱っておられる。挿図多数。

拝受 地論宗研究の現状と課題2010/08/05 21:18

石井公成、地論宗研究の現状と課題、金剛大学校仏教文化研究所(編)『地論思想の形成と変容』、国書刊行会、2010年6月。

 石井先生からいただいた。ありがとうございました。
 私は地論宗自体、よくわかるわけでないのだが、そういう人でもいろんなことが得られる研究史概説となっている。
 敦煌写本研究をもとに「『勝鬘経義疏』は聖徳太子の作ではなかった」とした藤枝晃先生の説が各界に論争をまきおこしたことはよくしられている。
 その根拠となった敦煌文献が六世紀後半以前の中国における地論宗文献とみられたことが、地論宗文献の研究、北朝隋唐仏教思想研究が盛んに行われていく契機になったこと、その後の地論宗研究の展開、また近年の研究環境の進展によって得られる新視点などがこの論文には概説されている。

石井先生のブログ「聖徳太子研究の最前線」の関連記事
http://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog/e/0ad47b647502369b02b83e02039e74a3