拝受 江戸書物問屋の構造と板権の実効性2010/08/05 20:11

藤實久美子、江戸書物問屋の構造と板権の実効性ー武鑑株を事例に、『江戸文学』第42号、2010年5月

藤實先生からいただいた。ありがとうございました。
 江戸時代までくだると、これほどまでに書物出版をめぐる人びとの思惑がビビッドにわかるものかとあらためて驚かされる。

藤實先生の本は以前、興味深く読んだ。
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2008/12/19/4017469

拝受 徳川綱吉-犬を愛した江戸幕府五代将軍2010/08/05 20:52

福田千鶴(著)『徳川綱吉-犬を愛した江戸幕府五代将軍』(日本史リブレット049)、山川出版社、2010年7月。

福田先生からいただいた。ありがとうございました。大変わかりやすい内容になっている。勉強させていただく。

書評「上越市立総合博物館編『高田藩 榊原家史料目録・研究』」2010/08/05 21:03

小宮山敏和「書評:上越市立総合博物館編『高田藩 榊原家史料目録・研究』」、『新潟史学』第63号、2010年5月

小宮山先生からいただいた。ありがとうございました。忌憚のない感想が述べられている。このブログで『新潟史学』掲載書評として前掲している。

拝受 大谷探検隊将来断片資料の追跡をめぐって2010/08/05 21:07

片山章雄、大谷探検隊将来断片資料の追跡をめぐって(第73回仏教文化講演会記録)、『仏教文化研究所紀要』第48冊、2009年12月。

 片山先生からいただいた。ありがとうございました。片山先生が近年書かれた論文の目的や要点を見渡すことができる内容となっている。

 大谷探検隊の将来資料の復原を目的に、公表されている断片を用いて、その復原の題材として、ベゼクリク壁画「衆人奏楽図」、旅順博物館蔵経典断片帖中の吐魯番文書、吐魯番古墓中の朱雀文書彩画、玄武文書を扱っておられる。挿図多数。

拝受 地論宗研究の現状と課題2010/08/05 21:18

石井公成、地論宗研究の現状と課題、金剛大学校仏教文化研究所(編)『地論思想の形成と変容』、国書刊行会、2010年6月。

 石井先生からいただいた。ありがとうございました。
 私は地論宗自体、よくわかるわけでないのだが、そういう人でもいろんなことが得られる研究史概説となっている。
 敦煌写本研究をもとに「『勝鬘経義疏』は聖徳太子の作ではなかった」とした藤枝晃先生の説が各界に論争をまきおこしたことはよくしられている。
 その根拠となった敦煌文献が六世紀後半以前の中国における地論宗文献とみられたことが、地論宗文献の研究、北朝隋唐仏教思想研究が盛んに行われていく契機になったこと、その後の地論宗研究の展開、また近年の研究環境の進展によって得られる新視点などがこの論文には概説されている。

石井先生のブログ「聖徳太子研究の最前線」の関連記事
http://blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog/e/0ad47b647502369b02b83e02039e74a3