新収 敦煌仏儒道相関医書釈要他2007/05/02 19:00

李応存・史正剛『敦煌仏儒道相関医書釈要』<敦煌学研究文庫>、民族出版社、2006年12月。
金身佳『敦煌写本宅経葬書校注』<敦煌学研究文庫>、民族出版社、2007年1月。

 ともに<敦煌学研究文庫>の1冊。さきに紹介した陳于柱『敦煌写本宅経研究』、鄭炳林『解夢書校録研究』、も同じシリーズ。釈文を主体とする。4冊とも鄭炳林先生のご高論に沿った資料選択にも思える。
 敦煌文献といってもこの分野の文書は釈文がそろっていないので、利便性は高い。また、このようにまとまっていると見通しが利きやすいことは確かである。ただ、釈文については検討の余地があるようだし、ひとつひとつの文献につけられた解説についても今後、考察の余地がある。
 とりあえず敦煌文献をつかって風水、占筮、医書の研究をしているなら、必携の4冊。

http://iwamoto.asablo.jp/blog/2005/08/11/44126
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2007/04/19/1439234

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