お知らせ 五胡の会(五胡十六国史の研究会)サイト移動2007/12/01 17:29

新潟大学・東洋文化研究室内サーバの老朽化にともない、五胡の会(五胡十六国史の研究会)のサイトを以下に移動しました。

http://goko.bakufu.org/

新収 隋唐医用古籍語言研究2007/12/03 17:55

陳増岳(著)『隋唐医用古籍語言研究』広東科学技術出版社、2006年11月。

隋唐期の伝世医学文献『諸病源候論』、『千金要方』、『外台秘要』、『千金翼方』のほか敦煌文献などの医薬書をも対象としているようである。
 ただし、実際に内容を見ると圧倒的に伝世文献を扱っているようではある。

新収 関東豪族研究2007/12/04 17:57

尹建東(著)『両漢魏晋南北朝時期関東豪族研究』、四川大学出版社、2007年4月。

 非常に多くの先行研究に関連ある大きなテーマ。
 日本の研究はほとんど参照されていないが、著者は「豪族共同体論」に関心を示されている。

新収 遣唐使2007/12/04 18:06

東野治之(著)『遣唐使』(岩波新書)、岩波書店、2007年11月。

新しい知見が加えられており、興味深く読んだ。井真成の墓誌に関する内容で始まる。概説書として安心して読める。

新収 復印報刊資料 魏晋南北朝隋唐史 2007-62007/12/06 17:34

中国人民大学書報資料中心、『復印報刊資料 魏晋南北朝隋唐史』 2007年第6期、2007年。

今回は目次を全部あげる。

閻歩克、北魏北斉的冕旒服章:経学背景与制度源流
龔勝生・葉護平、魏晋南北朝時期疫災時空分布規律研究
霍旭初、鳩摩羅什“破戒”問題瑣議
李軍、晩唐政府対河西東部地区的経営
沙武田、供養人画像与唐宋敦煌世俗仏教
張雲、吐蕃王朝拡張策略之分析
孫林、唐九宮算、蔵族九宮暦以及納西族巴格図的比較研究

李軍論文は帰義軍節度使がらみで数多くの敦煌文献に言及している。なお、簡体字を無理に繁体字にしているので、ミスがあるかもしれないが、簡体字のままだと文字化け率が高いのでご容赦ねがいたい。

新収 脳がほぐれる言語学2007/12/11 23:42

金川欣二(著)『脳がほぐれる言語学』、筑摩書房、2007年8月。

なぜこれを読んでいるかといえば、やるべきことが多すぎて脳が固まっているからである。ほぐれたかどうかは別として気は楽になった。

新収 江戸の教育力2007/12/11 23:45

高橋 敏(著)『江戸の教育力』(ちくま新書)、筑摩書房、2007年12月。

寺子屋、若者組、筆子といったところが重要なキーワードになるだろうか。江戸時代にも私設図書館があって貸借ネットワークができていることなどは意外であった。

拝受 「穀」考2007/12/11 23:56

中林広一、「穀」考ー中国史における「穀」分類をめぐって、『上智史学』第52号、2007年11月。

中林さんからいただいた。ありがとうございました。「穀」概念の変遷を歴代本草書、類書、地方志に探っている。
ただ、私には宗教文献がとりあげられていないのが不思議である。

拝受 北周宇文護執政期再考2007/12/12 00:27

会田大輔、北周宇文護執政期再考-宇文護幕僚の人的構成を中心に、『集刊東洋学』第98号、2007年10月。

会田さんからいただいた。ありがとうございました。
 派閥対立により不適切な人事が行われていたとされる宇文護執政期像は『周書』によって描かれた構図であって、実態に即していない可能性が高い、とする。

新収 絲綢之路-民族古文字与文化学術討論会文集2007/12/12 17:25

鄭炳林・樊錦詩・楊富学(主編)『絲綢之路-民族古文字与文化学術討論会文集-』(上)(下)、三秦出版社、2007年7月。

上下併せて論文53点を掲載する。西域出土資料、ソグド人、医書、北朝史と私が関心ある分野に広く関係した論稿をふくんでいる。また巻末に「敦煌民族研究論著索引」を付す。とられているのはほとんど中国の論文だが、中国国内の研究動向をうかがうには役立つであろう。