新収 敦煌吐魯番文書初探2010/08/06 20:48

武漢大学歴史系魏晋南北朝隋唐史研究室(編)『敦煌吐魯番文書初探』武漢大学出版社、1983年
武漢大学歴史系魏晋南北朝隋唐史研究室(編)『敦煌吐魯番文書初探 二編』武漢大学出版社、1990年

 ともに主体は吐魯番文献を用いた論文で構成されているが、敦煌文献を主題とするものも数点あるようである。主編者は唐長孺先生。
 同時代の北京大学中国中古史研究室が刊行した『敦煌吐魯番文献研究論集』(1~4、かなり前に入手)と同じく、原稿は謄写版でつくられたのか、きれいな手書き文字でおこされている。
 収められている論文はその後個々の著者の論文集に再録されたものも少なくない。
 1980年代の中国における敦煌吐魯番学の盛況と充実を物語るという意味では私には存在自体が史料にもみえる。

新収 唐勾検制研究2010/08/06 21:17

王永興(著)『唐勾検制研究』上海古籍出版社、1991年

勾検制、または勾検官に関する研究。
 結構有名な本だと思うが、未入手だった。

たぶん五,六年前なら日本の古本屋で容易に入手できたものが、医術・占筮系ばかり集めているうちに、最近はまれにしか見なくなった。どこかに敦煌吐魯番研究者がたくさん隠れているのだろうか。
 この方面で新しい研究もでているだろうとは思ったが、なにはともあれ購入。

 敦煌・吐魯番「文書」の研究にともない、そこにしばしば書き込まれている朱字はどのような職掌のだれの手になったのかという疑念がでてきた。そうした問題を実際の「文書」と制度史史料から分析していったのがこの本である。

新収 敦煌文物目録導論2010/08/06 21:45

白化文(著)『敦煌文物目録導論』、新文豊出版公司、1992年
黄徴・程恵新(著)『劫塵遺珠-敦煌遺書』、甘粛教育出版社、1999年
陳祚龍(著)『敦煌文物散論』、新文豊出版公司、1993年。

 『敦煌文物目録導論』は敦煌文献の目録学的著作。敦煌文献の研究は21世紀になって各国所蔵品の図録類がほぼ公刊されただけでなく、コンピュータとインターネットをつかうことが不可欠になって現在にいたるから、現在ではその内容は大きく様変わりした。
 『劫塵遺珠-敦煌遺書』は概説書だが、結構、面白いことに気づくことがありそうな内容である。
 『敦煌文物散論』は2本の論文をおさめる。内容はわりと多岐にわたるようだが、キーワードでまとめるなら、変文、仏教、道教という感じかと思う。
 以上、今更の感はあるが私の年代だとなかなか入手しづらかった本のうち未入手のものをまとめ買いした。

新収 西域古代の貨幣2010/08/06 22:09

渡辺弘(著)『西域古代の貨幣』、学習研究社、1973年

 ひさびさに貨幣学関係で購入してみた。ただ本を集めるだけでよくは知らない分野。
 本書の江上波夫先生の序文によると、渡辺氏はアフガニスタン駐在日本公使館で医師をつとめられた方とのこと。著者の序によると、原稿には田辺勝美先生の手が入っている様子。204点の貨幣写真、解説が入っている。
 更に資料に眼を通す、解説者の見方を探るには、田辺勝美(編)『平山コレクション・シルクロードのコイン』講談社、1992年(かなり以前に入手、豪華本)に、260点あまりの貨幣写真、解説がはいっているのが参考になる。

新収 道教儀礼の歴史的研究 ほか2010/08/06 22:33

丸山宏(著)『道教儀礼の歴史的研究』、汲古書院、2004年
松本浩一(著)『宋代の道教と民間信仰』、汲古書院、2006年
『道教美術の可能性』(アジア遊学)勉誠出版、2010年
小林春樹・山下克明(編)『「若杉家文書」中国天文・五行占資料の研究』、汲古書院、2007年。

 道教の儀礼など、あれこれ関心があることがあって購入。ただの関心を充足させるだけなら図書館にはしればいい、というところに住んでいる人はそれでよいが、私の場合、それができないので、調べかつ覚えておくには身銭をきるのが一番確かな手段になってしまっている。どうしても入手できないときだけ図書館の相互貸借を利用する。ただ複写したことを記憶しておけるのはそのテーマで論文を書いている時に限られるから、より確実に記憶するには、空間を占める書籍の形で存在してくれるのが一番よい。
 最後の一点は日本の資料に関する内容。この前、啓蒙書を読んだこともあって購入。
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2010/07/08/5206489

 買わないはずのiPadを遅ればせながらしばらく使うことになった。革新的な機械だとおもった。
 ただ、カーソルキーがないのにはいらついたし、ショートカットキー慣れしている自分には入力編集は苦痛だった。すでにかなりの数のファイルを階層化して管理しているので、アプリ毎にファイルを管理する仕組みに変えるのも手間がおおすぎる。ビュワーとしてはすばらしいが、ノートパソコンとあわせて持ち運ぶと結構な重さになるので、もう少し入力面をカバーして欲しいところである。そのうち改善されるのだろう。
 とりあえず、記念に、IDPのサイトがどのようにみえるかくらいは、確認しておくことにした。ぴったりとはいかないが、容易に拡大ができるのでネットが使える環境やイメージを扱う際には、かなりおもしろく使える感触。