新収 現代中国のポピュラーカルチャー2007/07/23 21:25

勉誠出版編集部編『現代中国のポピュラーカルチャー』、勉誠出版、2007年3月。

目次はこちら(たぶん予告で作成したもので実際は異なるようです。変ですね。わざとか)
http://www.bensey.co.jp/book/1892.html

実際は以下の3部構成。内容は映画、演劇、漫画にAV、華流とはばひろい。
「現代映画の展開」
「舞台芸術の世界」
「サブカルチャーの諸相」

まさに「アジア遊学」。

新収 亀茲文化研究2007/07/24 22:44

亀茲文化研究編集委員会『亀茲文化研究』(四)、新疆人民出版社、2006年4月。

20世紀亀茲学研究の集大成として企画されたものらしい。実際になかをみると過去の論文で構成されている。(一)~(四)まであるが、買ったのは(四)だけ。(四)は音楽舞踏編と文物考古編となっている。

新収 文物 2007-62007/07/26 01:01

文物編輯委員会『文物』総第613期、2007年6月。

注目したのは以下の3点。

洛陽市第二文物工作隊、洛陽唐盧照已墓発掘報告
羅炤、洛陽新出土『大秦景教宣元至本経及幢記』石幢的几個問題
雷玉華他、四川汶川出土的南朝仏教石造像

とりわけ羅論文の扱う題材はおもしろい。これからの太原-洛陽こそ注目である。

新収 複印報刊資料 魏晋南北朝隋唐史 2007年第4期2007/07/26 01:37

『複印報刊資料 魏晋南北朝隋唐史 2007年第4期』

気になったのは以下の4点。

陳勇、屠各称謂的変化与部落遷移
史睿、唐代前期銓選制度的演進
畢波、怛邏斯之戦和天威健児赴碎葉
栄新江・李肖・孟憲実、新獲吐魯番出土文献概説

最初の1点をのぞき、3点は新出吐魯番文献をもちいた研究。

http://iwamoto.asablo.jp/blog/2007/03/28/1350557

拝受 晋書食貨志訳注2007/07/31 19:31

中島敏(編)、西嶋定生(訳注)、窪添慶文(補註)『晉書食貨志譯注』、財団法人東洋文庫、2007年3月。

(財)東洋文庫から送っていただいた。ありがとうございました。補註者によって新しい研究についても言及されており、これから研究で『晋書』食貨志をつかうならみておくべき訳注書といえる。編集に関わられた皆様に感謝したい。

新収 金・銀・銅の日本史2007/07/31 19:41

村上隆、『金・銀・銅の日本史』、岩波書店(岩波新書)、2007年7月。

技術史的な興味から。

新収 王朝時代の陰陽道2007/07/31 19:48

斉藤勵(著)、水口幹記(解説)『王朝時代の陰陽道』、名著刊行会、2007年6月。

陰陽道に関する先駆的な研究。明治16年〜大正2年(30歳)で若くしてなくなった斉藤勵の卒業論文。

水口氏による解説と「陰陽道関係文献目録(稿)」が付される。

新収 モンゴル時代の出版文化2007/07/31 19:54

宮紀子『モンゴル時代の出版文化』、名古屋大学出版会、2006年1月。

http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0526-1.html

目次は以下の通り。

第Ⅰ部 モンゴル時代の「漢語」資料と絵本の登場
  第1章 『孝経直解』の出版とその時代
  第2章 鄭鎮孫と『直説通略』
  第3章 モンゴル朝廷と『三国志』
  第4章 モンゴルが遺した「翻訳」言語―旧本『老乞大』の発見によせて
第Ⅱ部 大元ウルスの文化政策と出版活動
  第5章 大徳十一年「加封孔子制誥」をめぐって
  第6章 『廟学典礼』箚記
  第7章 程復心『四書章図』出版始末攷―江南文人の保挙
  第8章 「対策」の対策―科挙と出版
第Ⅲ部 地図からみたモンゴル時代
  第9章 「混一彊理歴代国都之図」への道―14世紀四明地方の「知」の行方
終 章

出版されたばかりのときは買うか買わないか迷ったが、結局、購入した。

拝受 新潟県中越地区和漢古書目録三種2007/07/31 20:46

高橋良政(編集代表)『新潟縣中越地區和漢古書目録三種』(非売品)、2007年5月。

調査および編纂に協力された永井様からいただいた。ありがとうございました。編纂には新潟大学図書館古書勉強会のみなさんが関わったとのこと。

 先日、図書館研修の際、講師にしたてられ、米澤藏書について話をさせて頂いたのですが、そのときに聞きに来てくれたみなさんがこの編纂に加わっているようです。かなり知識をお持ちの方々の前で話していたのですね。;汗)

 目録三種とは、新潟県立長岡高等学校蔵古書目録、出雲崎町郷土資料館蔵諸橋家古書目録、柏崎市立図書館蔵内藤家古書目録。
 いずれも印記まで記してあり、蔵書の来歴をかんがえるうえでも便利。なお、唐本、朝鮮本は含まれていないようである。いずれの蔵書も地震の影響が心配される。

新潟県立長岡高等学校蔵古書目録
 総点数、194点、漢籍73点、国書121点。
※長岡高校は長岡藩校、崇徳館に淵源を持つが、創立は明治五年、長岡洋学校から。蔵書はその創立以降にあつめられたもの。

出雲崎町郷土資料館蔵諸橋家古書目録
 総点数、177点、漢籍55点、国書122点。
※諸橋家は出雲崎町柿木集落の庄屋をつとめていた家柄。その家系に画家の諸橋湘江がいる。

柏崎市立図書館蔵内藤家古書目録
 総点数、907点、漢籍132点、国書775点。
※船橋(出雲崎)内藤家の旧蔵書。船橋内藤家は石地(柏崎)内藤家の分家。石地内藤家からは日本石油株式会社の創業者、内藤久寛を輩出。目録中には医書が相当数みえる。