拝受 唐代“副過所”及過所的“副白”“録白案記”弁釈 ほか2009/09/07 17:42

孟彦弘、唐代“副過所”及過所的“副白”“録白案記”弁釈、『文史』総85輯(2008年4輯)、2008年。
孟彦弘、呉簡所見的“子弟”与孫呉的吏戸制、『魏晋南北朝隋唐史資料』第24輯、2008年10月。

孟先生からいただいた。ありがとうございました。前者は天聖令と新獲吐魯番文書を用いている。後者の『魏晋南北朝隋唐史資料』第24輯は前掲した。
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2009/05/25/4322589

拝受 敦煌研究院蔵「北魏敦煌鎮軍官籍簿」(敦研068号)について 他2009/09/07 17:57

山口正晃、敦煌研究院蔵「北魏敦煌鎭軍官籍簿」(敦研068号)について、『敦煌寫本研究年報』創刊号、2007年3月。
山口正晃、『現在十方千五百佛名竝雜同佛同號』小考、『敦煌寫本研究年報』第2号、2008年3月。
山口正晃、敦煌本『賢劫千佛名經』について、『敦煌寫本研究年報』第3号、2009年3月。

山口さんからいただいた。ありがとうございました。いずれも前掲済み。
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2007/06/11/1572626
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2008/05/16/3517558
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2009/04/29/4275627

拝受 漢魏六朝的自然聚落2009/09/08 19:13

侯旭東、漢魏六朝的自然聚落-兼論「邨」「村」関係与「村」的通称化、『中国史通論-基層社会分冊』聯経出版公司、2009年6月。

侯先生からいただいた。ありがとうございました。これまでの聚落史研究を整理、新資料も加えて解釈している。日本の研究もかなり網羅されている。これから「中国古代(もしくは中古期)の村落とはどのようなものであったか」を考える際にはまず、目を通したい論文。

拝受 鮮卑四大中正与分定姓族2009/09/08 19:35

凌文超、鮮卑四大中正与分定姓族、『文史』2008年第2輯(総第83輯)、2008年。

凌さんからいただいた。ありがとうございました。
 2003年に河南省で発見された北魏元萇墓誌の「詮量鮮卑姓族四大中正」の記述をめぐり、北魏の姓族分定に考察をくわえたもの。これから北朝史の研究で注目される史料であり、この論文も同様だろう。
 ただ先行研究に関して、もう少し言及・批判があっても良いような気がした。

拝受 関文与唐代地方政府内部的行政運作2009/09/08 19:59

雷聞、関文与唐代地方政府内部的行政運作-以新獲吐魯番文書為中心、『中華文史論叢』総第88輯、2007年。

雷さんからいただいた。ありがとうございました。
 新獲吐魯番文書を中心に敦煌・吐魯番文書、そして天聖令をもちいた唐代地方行政機構の研究。
 紙靴に用いられていた14残片を綴合することで見いだされる原文書「永徽5年至6年安西都護府関於戸曹安門等事的案巻」の分析から地方文書行政の具体的な姿にせまっている。

拝受 南北朝隋唐官吏分途研究 -中国古代官僚等級制度研究2009/09/08 20:47

叶炜(著)『南北朝隋唐官吏分途研究 -中国古代官僚等級制度研究』 、北京大学出版社、2009年1月。

叶炜(葉煒)先生からいただいた。ありがとうございました。

南北朝隋唐期における胥吏制度の変遷について論じている。特に論点は唐代にあり、玄宗期に画期をみるようである。

第一章 緒論
第二章 中古胥吏制度発展的背景-隋唐官員的分類与分層制度之発展
第三章 南北朝隋唐之際的官吏分途
第四章 隋与唐前期中央文官機構文書胥吏組織系統的形成
第五章 隋唐胥吏的個体黯淡与群体凸現
第六章 職位管理-唐代胥吏的管理特色
第七章 社会身份等級-唐代胥使階層的形成
第八章 胥吏性悪説-唐代士大夫対胥吏群体的道徳定位
第九章 圧制与激励并挙-唐朝後期的胥吏管理政策
結語
参考文献

拝受 唐・高宗の龍朔改元再論 ほか2009/09/10 17:51

片山章雄、唐・高宗の龍朔改元再論、『紀尾井史学』第28号、2009年2月。
片山章雄、大谷文書・旅順博物館文書中の吐魯番出土霊芝雲型文書の一例、『西北出土文献研究』第7号、2009年月。
片山章雄、大谷探検隊将来吐魯番出土物価文書断片の数点の綴合について、『敦煌・吐魯番出土漢文文書の新研究』、2009年3月。
土肥義和(代表)『敦煌・トルファン漢語文献の特性に関する研究』平成18~20年度科研費成果報告書、2009年3月。

片山先生からいただいた。ありがとうございました。
「龍朔改元再論」。WiKipediaの履歴までおいつめていく文末の「加速度」がすごい。
「数点の綴合」は少しだけお手伝いさせて頂いた。おもしろい史料である。
『敦煌・トルファン漢語文献の特性に関する研究』の内容構成は以下のようになっている。[ ]内は執筆者。

研究概要
関係資料の整理及び研究
 1.旅順博物館資料調査[片山章雄、王振芬・孫慧珍]
 2.開封市繁塔資料調査
  (A)概観・覚書篇[土肥義和、速見大、片山章雄、石野智大、石田勇作、十時淳一]
  (B)資料編[土肥義和]
 3.漢語文献(俄蔵文献)の整理[十時淳一、石野智大]

土肥先生の一文によると、繁塔資料調査は、敦煌文書から看取できる「開封の仏典編纂事業と敦煌仏教教団の写経事業」との関わり、を究明する手段として位置づけられている。

拝受 新潟県中越大震災と史料保存2009/09/14 20:05

長岡市立中央図書館文書資料室、『新潟県中越大震災と史料保存(1)』、長岡市、2009年3月。

長岡市立中央図書館文書資料室からいただいた。ありがとうございました。活動記録が中心になっているが、「受贈・受託した被災資料」に受贈資料群36種、受託資料群3種が掲載されており、それぞれの資料群の特徴が記されており、その概要をつかめる。今後の歴史研究などへの活用が期待される。

拝受 北魏後期における門下省について2009/09/14 20:21

川井貴雄、北魏後期における門下省について-北魏末・東魏の門下省の質的変化を中心として、『九州大学東洋史論集』37、2009年3月。

川井さんからいただいた。ありがとうございました。北魏後期から東魏期の門下省から中書省への「詔勅起草権」の移行の推移を中心に論を展開されている。

拝受 南北朝後期潁川地区の人々と社会2009/09/14 20:33

北村一仁、南北朝後期潁川地区の人々と社会-石刻史料を手掛かりとして、『龍谷史壇』第129号、2008年9月。

北村さんからいただいた。ありがとうございました。潁川地区の石刻史料を手がかりとして、信仰や人々の紐帯などをみいだし、南北朝期における地域の状況を読み取ろうとしている。