新収 越後文書宝翰集 古文書学入門2007/03/22 00:12

矢田俊文・新潟県立歴史博物館編『越後文書宝翰集 古文書学入門』新潟大学人文学部地域文化連携センター、2007年3月。

総頁55頁。矢田先生からいただいた。タイトルどおり、越後文書宝翰集(国指定重要文化財)をもちいた古文書学の入門書。文書類はフルカラー解説付きで収録されている。新潟県立歴史博物館で入手できるそうです。 http://www.nbz.or.jp/jp/

Ⅰ公式様文書・公家様文書
Ⅱ武家用文書
Ⅲ上申文書
Ⅳ特論

以上のうち、内容としては武家用文書と上申文書が多い。鎌倉幕府、室町幕府、上杉家、武田信玄ほかに関係するものなどがある。特論は荘園絵図と花押の二項目。個人的には過所(朱印状)や起請文が目をひいた。さらにまったく個人的なおもいと日本史にくらいからだろうが、金沢称名寺(金沢文庫を管理していた)が奥山荘を所有していたこともあった一文などをみて、目から鱗。

「小中高等学校の教諭、博物館学芸員、図書館職員、文書館職員、博物館ボランティア、学士課程学生が古文書学を理解するための基礎的なテキストとして利用できるものをめざした。」(はじめにより)

※私事ですが、この季節、学校で事務仕事をしているものには、一年で最大の難所。心の余白なし。ただ本はたくさん買っているし、抜き刷りももらってる。あとでまとめて掲載しようかと思ってます。
 ・・・まあ、もっとルーズにいきます。

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