宣伝 書評・余欣著『神道人心―唐宋之際敦煌民生宗教社会史研究』2007/03/29 19:47

岩本篤志 書評・余欣著『神道人心―唐宋之際敦煌民生宗教社会史研究』
(『西北出土文献研究』第4号、西北出土文献研究会、2007年3月)。

『西北出土文献研究』第4号については数エントリ前をごらんください。

以下は拙文(書評)からの引用。

・・・・「民生宗教」とは、聞き慣れない言葉だが、あえて既存の日本語に翻訳するなら「民間宗教」が近い。ただ、後述のように著者は「民間宗教」という言葉の多様さをさけて「民生宗教社会史」という術語を定義しており、この言葉に本書の核心があることに注意されたい。・・・・・・・・・・・

・・・・欧米の中国学、敦煌学だけでなく、集合表象に目を向けたフランス社会学や社会史を掲げたアナール学派の研究を強く意識しており、既存の敦煌学研究とはアプローチ方法が異なっている。その視点はとりわけ宋代以前の中国史研究の中では斬新である。・・・・・・・・・・・

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