新収 中国の絵入本 ほか2008/05/20 18:00

『中国の絵入本-明・清時代の版本を中心に』天理ギャラリー、2008年。
『宋元版ー中国の出版ルネッサンス』天理ギャラリー、2000年。

前者。現在東京でおこなわれている「中国の絵入本」展の図録。図録はフルカラーにしては安価で綺麗。
 一室しかない展示室に『至元新刊全相三分事略』など三国志ファンが喜びそうなものから、仏典、本草、医書など幅広い分野のものが展示されている。

http://www.tcl.gr.jp/tenji/k77.htm

以下のような紹介文がある。
吉成伸仁、天理図書館所蔵本による中国の絵入本-明・清時代の版本を中心に、『東方』327号、2008年5月。

後者。以前行われた展覧会の図録。これも大変鮮明。なかには「米澤藏書」本もある。

新収 病と医療 ほか2008/05/20 19:09

『病と医療-江戸から明治へ』(平成20年春の特別展・展示資料)国立公文書館、2008年4月。
『漢籍』(平成19年秋の特別展・展示資料)国立公文書館、2007年10月。

前者。国立公文書館(内閣文庫)の図録。国立公文書は平日しかあいてないので、見に行く機会を作るのが難しい。この展示も見逃したが図録は入手できた。医療に限らず、本草や博物学関連図書も紹介されている。

後者も国立公文書館(内閣文庫)の図録。至治版の重文『全相平話』にはじまり、五一点がフルカラー解説付きでずらりとならぶ。至治本『全相平話』は中国講史類では最古のもの。前掲の天理の至元本『至元新刊全相三分事略』がそれにつぐものということである。
以下のサイトにデジタル展示がある。
http://www.archives.go.jp/exhibition/digital/kanseki/index.html

これら図録はなんと無料。ふとっぱらである。