拝受 法史学研究会会報 第15号2011/07/07 18:52

『法史学研究会会報』第15号-島田正郎先生追悼号、2011年3月。

 宮部香織、太宝令注釈書「古記」の解釈に見る律規定
 速水大、天聖厩牧令より見た折衝府の馬の管理
 宇都宮美生、洛陽の風俗と歴史
 溝口優樹、日本古代史料所引唐令の年次比定-坂上康俊説に関する一検討
 
岡野先生から送っていただいた、ありがとうございました(もちろん寄付いたします)。論説4点、叢説8点、文献目録2点、書評4点、島田先生追悼文が載る。うち以上4点に眼を通した。
 速水論文は前掲の一篇とあわせ、唐代折衝府(府兵制)研究に新たな史料環境が出現してきたことを意識させる。
http://iwamoto.asablo.jp/blog/2011/06/23/5924656
 宇都宮叢説は最新の洛陽ガイドとなっている。「隋唐洛陽城宮殿遺跡公園(仮称)」「曹休大将軍墓博物館(仮称)」などの紹介がなされており、西安でほぼ完成した巨大な都市型公園である大明宮国家遺跡公園や整備がすすむ漢長安城跡同様の状況が洛陽で進行しつつあるようだ。

コメント

トラックバック