拝受 唐の監牧制と中国在住のソグド人の牧馬2008/05/07 17:19

山下將司、唐の監牧制と中国在住のソグド人の牧馬、『東洋史研究』第66巻第4号、2008年3月。

山下先生からいただいた。ありがとうございました。あいかわらずの鋭い切れ味。

新収 木骨記2008/05/07 21:38

市原麻里子(著)『木骨記』、新人物往来社、2007年7月。

江戸時代につくられた人骨模型に関する時代小説。とくに星野木骨をつくった広島の医者、星野良悦を主人公にとりあげたもの。
 メジャーになる題材だと思わないが、それだけにある種、おもしろい論文を読んでるような気分にさせる。

新収 シーボルトと宇田川榕菴2008/05/07 21:49

高橋輝和(著)『シーボルトと宇田川榕菴』平凡社(新書)、2002年。

このテーマで著者の専門がドイツ・ゲルマン言語文化論というのはユニーク。そのため、このような科学史的、医史学的テーマであるにもかかわらず、訳語や文法の観点から話が展開していく。

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蛇足。

 この本はずいぶん前に購入したのではないかと思ったが、本棚のあるべき場所にはないし、ここにも書き込んでないので、ダブってるはずはない。内容的にも少し変わった角度から書かれているので読めば記憶に残ったはずだ。

 先日、私は忘れっぽいが、必要なことは手帳に書いてるから大丈夫と書いたが、連休中、某所に手帳を置き去りにしたまま、かなりの距離を移動してしまった。
 手帳がないことにきづいたのはあることを覚えておこうと思い、メモをとろうとおもったら手帳がなかったためである。2時間近くをつかって取りに戻った。
 ただ、加齢のせいではない。小学生のころもそうだったのを覚えているからである。要は自分はいつでもミスをする確率が高いということを自認し、そうならないよう物事にどう対処すべきかをルール化しておくことである。
 忘れないようにいろいろ考えたはずの手帳を置き去りにしたのはなぜか、そんなかんじで毎日反省している。

新収 江戸の医療風俗事典2008/05/07 23:23

鈴木昶(著)『江戸の医療風俗事典』、東京堂出版、2000年。

数ヶ月前に購入した本。著者はエッセイストということで、興味のままに読んでいくことが出来る構成になっている。

新収 中国名文選2008/05/07 23:36

興膳宏(著)『中国名文選』、岩波書店(新書・赤)、2008年1月。

平易で読みやすい漢文訓読入門。返り点無しの原文が載っており、模範的な訓読はルビつきで収録されている。訓読のリズムを修得するにはとてもよい本だと思う。

 古典中国語はたしかに中国語だけれど、今の中国語とはかなり違う。古典中国語については日本人は古くからその読み方を工夫してきた歴史がある。それは日本語の歴史でもあり、日本人が修得してきた教養や考えかたの一端に影響をおよぼしている。古典中国語はたしかにヨーロッパにおけるラテン語的な存在である。