新収 松平家忠日記2008/05/30 23:33

盛本昌広(著)『松平家忠日記』(角川選書)、角川書店、1999年。

 戦国時代の一大名の日記ということで、目をとおしてみた。日本史というのは驚くべき史料が残っているものだと感嘆しつつ。また大井川と岐阜のあたりをいったりきたりしているので、その地方の出身である私には感覚的にわかりやすい。
 非常に読みやすい文章なのだが、肝心の日記的部分(日常性)が整理されすぎていて、あまり前面に出ていない。なんか素材感がないという感じがしたのは贅沢な感想なのだろうか。

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